車なしニュージーランド縦断トリップ完全攻略【交通・宿・費用編】
みなさんこんにちは!オーストラリアに交換留学中のひなこです。留学も残すところあと丸2ヶ月となりました。早すぎる!
最近の私は大学の休みを使って10日間の南ニュージーランド縦断の旅に行ってきました!
ニュージーランドといえば広大な大自然!!テレビでしか見たことのないような絶景の連続の幸せな毎日でした。
これまで欧米・西欧・アジア合わせて15カ国ほど渡航経験のある私ですが、ニュージーランドがダントツ旅の計画に苦労した国でもありました…
というのもニュージーランド、特に南半島は自然豊かな小さな国で、電車などの公共交通機関はシティでさえもなかったたりします。私のように車の国際免許をもっていない人間にとって「移動」がもっとも大きな壁です。
旅行前は一緒に行く友人と何度も打ち合わせしては、Google documentで情報を共有しながら計画を立てて、と本腰入れて準備を進め、計画だけで出発前から死ぬほど苦労しました。笑
そこでニュージーランドに行きたい!!少しでも簡単に、安く、充実した旅行にしたい!!という方の少しでも苦労が減りますように、と願いを込めながらブログを書かせて頂きます。
目次
〜前編〜
1. ニュージーランド旅程
2. ニュージーランド移動手段(車のない方向け)
3. ニュージーランド宿泊先レビュー
4. ニュージーランド旅行費用
〜後編〜
5. おすすめスポット
1. ニュージーランド旅程
私たちが実際行った南ニュージーランドの10日間の大まかな旅程は以下の通り。シドニー発なので、国際空港のある南ニュージーランドの都市クライストチャーチを起点に南下し、再び戻ってくるといったルートです。
ある程度主要なスポットを回るには最低7日間は必要かと思います。
私たちは基本的に高速バスの時刻を軸に旅程を組んだため、10日間という長さになりました。
また天候の変化が激しいうえに、天候によって景観美が大きく左右されるスポットがほとんどなので、絶対に見たい景色があるところではスペアとして連泊するのも得策かと思います。
2. 南ニュージーランド移動手段(車なし向け)
この旅程を遂行する上でもっとも大事なのが「移動手段」。公共交通機関が驚くほど少ないニュージーランドは移動を制するものが旅を制します。しかし車がないからって諦める必要はありません。車の運転免許がない方や、海外での運転が怖い方は必見です。
①長距離高速バス インターシティ(Inter City)
私たちがもっとも多く利用したのは「インターシティ(Inter City)」というニュージーランド全土を周遊する高速バスです。多くのバックパッカーや、移動手段のない旅行客に人気の移動手段です。バス内はトイレやWifiも完備してあります。
Inter City予約方法
下記のInter Cityサイトからチケットを購入することができます。購入オプションは様々ありますが、基本的に旅行中複数回利用する方がほとんどだと思うので、単体のチケットを毎回買うよりも、バスを利用する合計時間で料金を事前に支払う方法が最もお得です。ちなみに私たちは約$200で20時間分の乗車券を購入しました。
ただバスの乗用時間を計るためには、その前に旅程を大まかでも立てなければいけません。
⑴大まかに行きたい場所をリストアップ
⑵一つ一つ区間ごとにかかる移動時間をGoogle Mapで調べる
⑶移動時間の合計を出す
地道な作業ですが他に手段はありません。頑張りましょう。笑
注意:バスは1日に1〜2本しかない
インターシティ高速バスは長距離バスなので基本的どのバスストップからも、1日に1〜2本しか出ません。したがって高速バスを交通手段として使う場合は旅程全てをバス時刻に合わせて組む必要があります。旅程を詳細に決める前にバスの時刻を調べることをお勧めします。
②プライベートカー
これは結構裏技的な手段ですが、運営会社を通じて車とそのドライバーを一定時間だけレンタルする、というものです。中国語のサイトから友人が予約してくれたので実際使ったサイトはご紹介できませんが、「Private car」で条件の良いものを探してみましょう。
例えばフォックス氷河~クライストチャーチ間のような島を横断するほどの長距離移動となると、車であれば5時間ほどの距離が、高速バスは様々な停留所も周るため9時間ほどかかってしまいます。
旅行中にとって無駄な時間を費やすことは大きな損害です。プライベートカーは時間内であれば自分たちが立ち寄りたい所をドライバーにリクエストすれば、寄ってくれることも可能です。このように高速バスと比べて融通が効くのもメリットです。
また海外ではメジャーな移動手段の一つであるUberは、無人地帯も多い南ニュージーランドではあまり得策ではありません。何事も事前に予約手配するのが妥当でしょう。
これを見て「え、頭おかしいのかな?」と思った方、今は男女平等参画社会が推進されている世の中です。ヒッチハイクはたくましい男性バックパッカーだけがやるものではありません。女性もかしこく堂々と行えば、決して不可能ではありません。
もともとやる予定は全くありませんでしたが、私たちはクライストチャーチ、マウントクックの2か所で宿泊先までの帰路にヒッチハイクしました。
クライストチャーチでは突然の豪雨、マウントクックでは登山終わりに友人が怪我して歩けなくなり、しかも周辺にはタクシーや電車なんぞ全くないのでヒッチハイクせざるを得なかったのです。笑
ヒッチハイクをトライする際は、シンプルに!!
「Could you drive us to (滞在先)? It is only a few minutes drive from here.」
( 〜まで送迎していただけませんか?ここから〜分しかかからないのですが...)
と潔く話しかけます。
羞恥心や申し訳ない気持ちはこの際ふり払います。自分が何の見返りを返せないことを分かりながらも誰かにお願いをすることほど息苦しいものはありませんが、手段は選んでいられません。
ただ相手にとって自分たちのお願いがどれほどの負担になるのか瞬時に理解してもらえるように、目的地までの所要時間を最初に言うのがせめてもの礼儀です。
私たちは女3人だったので万一最悪のケースも想定して、女性に限定してヒッチハイクをトライしました。ニュージーランドの人は驚くほど心優しい方が多いです。図々しいお願いにも関わらず、みなさん嫌な顔一つせず私たちを乗せ、車内でもとてもフレンドリーに見ず知らずの私たちに話しかけてくれました。
旅先のハプニングというのは悪いことばかりではありません。普段はあまり気づけない人の優しさやその土地の風土を感じることができます。
ただ一歩誤ればヒッチハイクは思わぬ事件に発展しかねません。行う場所、頼む相手、頼み方、行動一つひとつに責任をもって行いましょう。
3. ニュージーランド宿泊先レビュー
今回旅先ではほぼ毎日宿を変えていたので行く先々で泊まった宿のレビューをしていきます。ぜひ今後行かれるご予定のある方は参考にしてみてください。
3-1. Airbnb (おすすめ度:8/10) - クライストチャーチ, クイーンズタウン
Airbnbの良さは、ロケーションや部屋のオプションなど様々な観点を選択した上で、自分たちのニーズにもっとも合った滞在先が安価に利用できること。
またホストが実際その家に住んでいる場合はその土地についていろいろ聞けるので便利です。もちろんホストがいない家を選び、夜に自分たちだけで自炊してパーティをすることもできます。都心部であればあるほど選択肢が多いので、今回は2都市クライストチャーチ、クイーンズタウンで私たちはAirbnbを利用しました。
またクライストチャーチのAirbnbではホストの方が赤ちゃん羊を飼っていたので早朝に餌付けを体験させていただきました。家の庭に羊飼うってアルプスの少女ハイジでしか見たことありません。このようにAirbnbでは宿泊以外にもニュージーランドならではの経験ができちゃうこともあります。
3-2. Godley Hotel (おすすめ度:3/10) - テカポ湖
ここはテカポ湖の目の前にあるのでロケーションは完璧ですが、Wi-fiがまるで機能しませんでした。ホテルなので部屋で自炊することはできません。外食は夜であれば$30(約3000円)前後はするので念のため現金を用意しておきましょう。
3-3. YHA(おすすめ度: 9/10) - マウントクック
バックパッカー界隈では知らない人はいないバックパッカーズホテルYHA。世界各地の大抵メインエリアにあるのでロケーションはバッチリです。また他のバックパッカーズと比べて秀でているのが清潔感。トイレやキッチンは綺麗すぎて私は驚いたほどです。
また他の滞在者もバックパッカーなので、共有スペースでその土地の旅情報を共有したり、仲良くなったりすることもあります。マウントクックのYHAは広大な山々をバックに佇み、景観も完璧です。
3-4. Fairway Moment Apartment(おすすめ度 6/10) - ワナカ湖
ワナカ湖を中心に囲む中心エリアから坂を15分ほど駆け上がらないとたどり着けません。重いスーツケースなどを持つ人には不便なロケーションです。しかし少し陰気臭いレセプションデスクとは打って変わって、お部屋の中はモーテルとは思えないほどおしゃれです。アメニティーも充実しています。持ち運び型のガスコンロもあるので部屋の中では自炊もできます。Wi-fiはあまり接続はよくありません。
3-5. The Westhaven Motel (おすすめ度 7/10) - フォックス氷河
フォックス氷河はそもそもホテルが本当に少ないので、どこに泊まってもロケーションはほぼ変わりません。部屋はとても綺麗で、海外にしては珍しくバスルームにはバスタブもあります。Wi-fiはこの旅で泊まったモーテルの中ではもっとも接続がよかったです。レセプションの中国人のおばさんが周辺について優しく教えてくれます。笑
3. 旅行費用
ニュージーランドは他の国と比べて正直旅行費用はかなり高いです。参考までに10日間の費用を載せておきますが、日本から行く方はこれにプラスして航空券がさらに高くなります。
物価もオーストラリアよりも若干高めです。外食すれば、ある程度ちゃんとしたお店に入った場合は約$20(約2000円)はするので、私たちはモーテルやAirbnbなどキッチンのある宿を予約し、滞在中は自炊をして節約しました。基本的にアクテビティコンテンツが多いので、単発の大きな出費も多いのもニュージーランド旅行の特徴です。
少々長くなりましたが、交通・宿・費用についての前編はここまで!!
後編は実際に行った南ニュージーランドのスポットを地域別にレビューをつけながら紹介していきます!!
このブログをまた読みたい! と思ってくれた方は